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『ウルフ爺さん』の独白

ヤーマン!ウルフです。年齢はたぶん80歳くらいだったと思う。確か生まれは島中央部のマンチェスター州と聞いてるんだが、子供の時にここ、シルバーヒルに移住したそうだ。いつ、何故、引っ越したのか遠い昔の事で忘れてしまったよ。

でも、貧しかった事はよく覚えているよ。親を助けるためによく土方仕事をして金を稼いだもんだ。稼いだ金をコツコツ貯めて、山の中の土地を買いましたよ。本当は町に買いたかったんだけど。如何せん俺の土地は山間の急斜面で、霧は掛かるは、午後は山の影になるはで、野菜や米は満足に作れんかった。

神のお告げか、隣の後家殺しのジョンのお告げか忘れたが、コーヒーを植えてみたところ、これが良く育つ!これにはビックリしたね。単純な俺はもうコーヒー栽培しかないと、有り金全部突っ込んでコーヒーを植えたよ。

元来ケチな俺は、人を雇うと金が掛かるので、草刈り、穴掘り、肥料蒔きを全部自分でやったよ、馬車馬みたいにね。
そんなこんなで、今日まできてしまったよ。辛いことはあったろうが、これも忘れてしまった。幸い後継ぎにも恵まれ、息子のジュニアが畑をみているよ。今じゃ悠々自適な生活よ。
それと、80を過ぎたと思うが、まだまだコーヒー同様に枯れちゃいないよ、結構おしゃれには気をつかってるよ。このヒゲ、このシャツ、このパンツ、なかなかだろ?

ジュニアよ、昨日、久々に畑に行ったら、ガンジャが植わっていたぞ、俺はすぐブチ抜いておいたぞ。あと何年生きられるか分からないが、おれの目の黒いうちは絶対許さんぞ。たとえ、貧乏暮らしはしていても、心は錦だ。良く覚えておけ。アホ!

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