コロンブスが1494年に発見したカリブ海に浮かぶ小さな島国ジャマイカ-この島国こそブルーマウンテンコーヒーの故郷なのです。国名は先住民族のアラワクインディアンが“Xaymaca”(ザイマカ)[森と水の大地]と呼んでいたことに由来します。
面積は秋田県ほどで、海抜2,256mの最高峰ブルーマウンテンピークを中心に東西に山脈が走り、島全体が深い緑に包まれ、その美しい風光から“アンティル諸島の女王”といわれます。北海岸にはモンティゴベイ、オチョリオス、ポートアントニオなどの世界有数のリゾートが点在し、多くの観光客が海外から訪れます。カリブの太陽と豊かな自然に暮らすジャマイカ人は人懐っこく明るい人ばかり。レゲエミュージックに合わせていつも陽気なステップを踏んでいます。公用語は英語ですが、庶民は「ヤーマン=はーい」「ジャー=神様」などパトワ語といった独特の言語を話します。
ジャマイカと日本、地球上では全く裏表ですが、意外と身近な関係でもあります。国名の頭文字が“J”なので、国際会議やスポーツ競技会ではいつも隣同士です。また、1999年のワールドカップサッカー・フランス大会では、初出場同士のジャマイカレゲエボーイズと戦いました。そしてもう一つ、忘れてはならないのは、「コーヒーの王様」と呼ばれる最高級品ブルーマウンテンコーヒーは、ジャマイカ生まれで、その大半が日本へと輸出されていることです。