2014年06月27日ワンラブ・ジャマイカフェスティバル 2014
ワンラブ・ジャマイカフェスティバルが6月21日(土)~22日(日)にかけて代々木公園野外ステージ前広場にて開催されました。この催しは、元々日本在住のジャマイカ人同士の交流とその文化の啓蒙、普及、紹介を目的として来ました。初回開催が2005年、今年で10回目を迎えました。レゲエミュージックを中心に観光、スポーツ、食、ファッション、アート、芸能等の分野で独特の民俗文化を形成し、衰えを見せず毎年進化しながらパワフルな躍動感をみなぎらせ、その存在感を高めて来ています。
ジャマイカコーヒー輸入協議会(以下、協議会)は初回から参加し、ジャマイカコーヒーの消費振興に務めて参りました。特にブルーマウンテンコーヒーは高級銘柄品として市場で人気があり、名声を博して来たわけですが、今クロップは入荷量が激減し、ユーザーはじめ愛飲家を落胆させていることに協議会メンバー一同大変心苦しく思う次第です。
入荷量が激減した理由は、度重なるハリケーン襲来等の天候異変、コーヒーベリーボラー(虫害禍)、サビ病(葉などを腐蝕させるカビ)発生等の好ましからざる事象が運悪く重なってしまい、収穫量に甚大な影響を与えてしまった故です。
昨年度のジャマイカ全体の輸入量は519トンでしたが、このレベルよりどれぐらい減るのか、まだ輸入途上であることから、詳しくは不明です。但し、減ることには間違いありません。来クロップについてもふたを開けてみないと予測は難しい、という状況です。
2014年9月に開催されるSCAJに生産者代表が来日する予定です。その際来クロップ予想が発せられても果たしてその通りになるのか予断を許しません。はなはだ無責任な回答ですが、最終的な出荷量は、極めて流動的です。歩留まり等による変動は予想が難しく、不確定要素が多すぎるのが実情です。
協議会メンバーは、時々において産地に赴き状況を視察し、取材しています。各々報告を咀嚼し、総合的に判断するのが現状を把握する一番良い手立てだと思料します。
以上簡単ですが、現況報告迄。
文責 ジャマイカコーヒー輸入協議会
小委員会 委員長
小谷正則