ジャマイカコーヒー輸入協議会は、1981年11月2日に設立総会が開催され5社でスタートした。この設立総会を含めると今年で33期目を向かえ来年で34期目になる。設立の目的は、ジャマイカコーヒー輸出関係機関及び輸出業者との協力により、輸入ジャマイカコーヒーの品質の維持向上並びに秩序ある流通を図り、国内におけるジャマイカコーヒーの名声の堅持高揚並びに消費振興に努めることにより、国内コーヒー業界の健全な発展に寄与することである。

また本会会則中(事業)の項目の第4条(2)項に掲げてある＜ジャマイカコーヒーの消費振興に関する事業＞を促進させる行動規範に則りSCAJの大会には初回から参加してきた。今年で10回目を迎えたが、当初よりスペシャルティというカテゴリーを超えて伝統的な産地ブランドの存在感を示すことを第一義に考え、概ね来場者から支持されてきたのはジャマイカならではのことであろう。

かかる目的だけで34年も続いた組織団体は本会だけで、多様性の時代にあっても益々その存在価値は高まる一方である。今こそ原点、初心に立ち返り更なる向上を目指すのは、会員メンバーの本懐である。

豊産業株式会社
食品原料部
小谷正則